春は、揺らぎやすい。
自律神経と香りで整える、
春の過ごし方。
「春になると、なんだか身体がだるい」
「よく眠れているはずなのに、疲れが取れない」
「気分の波が激しくて、自分でも戸惑っている」
春のこの時期、こういった声を多くのお客様から聞きます。
これは意志の問題でも、気のせいでもありません。自律神経が、季節の変化についていけていない状態です。
なぜ春は揺らぎやすいのか
冬のあいだ、身体は「体温を守る・エネルギーを温存する」という交感神経優位のモードで動いています。春になって気温が上がると、身体はそのモードから「副交感神経優位」へ切り替えようとします。
ところが春の気候は不安定です。暖かい日と寒い日が交互に来て、気圧も頻繁に変化する。身体は毎日「今日はどっちのモードで動けばいい?」と迷い続けます。
この「切り替えの迷い」が続くことで、自律神経が消耗します。
だるさ・眠りの浅さ・気分の波・頭の重さ——春特有のこれらの不調は、すべてこの消耗から来ていることが多い。
東洋医学でいう「春の肝(かん)」
東洋医学では、春は「肝(かん)」の季節と捉えます。
肝は「気の流れを調節する」役割を持っています。春に肝の気が乱れると、気の流れが滞りイライラしやすくなる、あるいは逆に落ち込みやすくなる。のぼせ・目の疲れ・筋肉の緊張も、肝の乱れと関係しているとされます。
「春になると情緒が不安定になる」「春になると眠りが浅くなる」——これらは体質的に肝が乱れやすい方に起きやすいパターンです。
春に使いたい精油
春の揺らぎに対応するには、時間帯によって精油を使い分けるのがおすすめです。
グレープフルーツ / ベルガモット
春の朝はどんよりしやすい。柑橘系の軽やかな香りは、交感神経を穏やかに活性化して気持ちをすっきりさせます。「気力が出ない」「ぼんやりしている」朝に。ベルガモットはより自律神経への作用が強く、不安感も和らげます。
ローズウッド / プチグレン
春の昼間は気温差で身体が疲れやすい。ローズウッドは心身のバランスを整える作用があり、「なんとなく落ち着かない」「気分の波がある」昼に向いています。プチグレンは神経系の緊張を和らげながら、気持ちを穏やかに安定させます。
ネロリ / スウィートマジョラム
春の夜はなかなか眠れないことが多い。ネロリは不安・緊張・心の疲れに深く作用し、副交感神経への切り替えを助けます。スウィートマジョラムは「頭が止まらない」「考えすぎて眠れない」夜に。両方とも春に特によく合う精油です。
スピラレの春の施術について
春はスピラレへのご相談が増える季節です。
「なんとなく不調が続いている」「気分が安定しない」「去年の春もこんな感じだった」——こういった漠然とした状態こそ、施術で変わりやすいと感じています。
春のカウンセリングでは、自律神経の切り替えがうまくいっているか、肝の気の流れが滞っていないか、という視点を特に丁寧に確認します。施術では深筋膜リリースで全身の巡りを促しながら、春の揺らぎに合わせた精油をブレンドしてお届けします。
「春になるとなんか調子が悪い」を
「春も整っている」に変えていきましょう。
春の自宅ケアのヒント:
起床後に窓を開けて深呼吸する(体内時計のリセット)、朝食をしっかり摂る(副交感神経→交感神経への切り替えを助ける)、就寝1時間前にアロマをたく(ネロリ・マジョラムなど)——この3つだけで、春の自律神経の乱れがかなり変わります。どれかひとつから始めてみてください。
春の不調は、あなたが弱いからではありません。
ただ、身体が一生懸命切り替えようとしているだけ。
その切り替えを、少しだけ助けてあげることが、春の整え方です。
— 山口 美樹
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