更年期は「老い」じゃなくて、
「変わり目」という話。
「年齢のせいだから、仕方ないですよね」
カウンセリングで、そう言いながら話してくださる方がいます。
ほてり、だるさ、眠れない夜、気力の低下。それらをぜんぶ「更年期だから」「年だから」という言葉でまとめて、諦めている。
私はそのたびに、少し違う話をしたいと思っています。
東洋医学では、更年期は「体質が変わるチャンス」
西洋医学では更年期を「女性ホルモンの急激な減少による症状」と捉えます。不足を補う、症状を抑える——そういうアプローチが中心です。
東洋医学の見方は少し違います。
更年期は「腎(じん)の気が変化するとき」と捉えます。腎は生命エネルギーの貯蔵庫のようなもので、この気が変化する時期は、身体が新しいバランスを探している状態です。
変化の途中だから、揺れる。揺れるから、症状が出る。でもそれは、身体が終わっていくのではなく、次のステージへ移行しようとしているサインでもあります。
だから「変わり目」。老いではなく、変化の途中。
更年期の症状は、「ひとつ」じゃない
更年期の症状というと「ほてり・のぼせ」が代表的ですが、実際には症状のパターンは人によってかなり違います。
この違いは重要です。同じ「更年期」でも、熱がこもっている人と、エネルギーが不足している人では、アプローチがまったく違います。
スピラレでは、カウンセリングでまずどのタイプかを確認してから、使う精油もツボへのアプローチも変えています。「更年期だからこの精油」ではなく、「あなたの今日の状態にこの精油」という考え方です。
自律神経と更年期の深い関係
更年期の症状の多くは、自律神経の乱れと密接につながっています。
女性ホルモン(エストロゲン)は、自律神経を安定させる働きを持っています。このホルモンが急激に変化すると、自律神経がうまく切り替わらなくなる。
夜に眠れないのも、ほてりが突然来るのも、気分の波が激しくなるのも——多くは自律神経が「安定できていない」サインです。
だから、更年期のケアとして自律神経を整えることはとても重要です。
アロマの嗅覚刺激は、視床を経由せずに大脳辺縁系に直接届き、自律神経に働きかけます。頭蓋調整は、脳脊髄液の循環を整えることで自律神経系にアプローチします。この2つが組み合わさることで、「薬を使わずに自律神経を整える」という体験が生まれます。
「諦める」より「整える」
スピラレに通い始めてから変化を感じてくださった方の声を、いくつかご紹介します。
「ほてりやだるさが、通い始めてから少しずつ落ち着いてきた気がします」
——50代 女性のお客様
「膝が痛くてしゃがめなかったことをお伝えしたら、調整してくださり、しゃがめるようになりました。クリニック並みの施術なんだなと実感しました」
——MIKAさん / 50代
劇的な変化ではなく、「少しずつ」「気がついたら」という変化が多い。それが、身体の根っこから変わっているサインだと思っています。
スピラレでの更年期ケアについて:
東洋医学の視点(ツボ・経絡)と精油の薬理作用、そして頭蓋調整を組み合わせたアプローチをとっています。熱タイプには鎮静・冷却作用のある精油(クラリセージ・ゼラニウムなど)、冷えタイプには温める・巡りを促す精油(ジンジャー・シナモン系など)を選びます。施術前のカウンセリングでその日の状態をしっかりお伺いしてから内容を決めるため、毎回オーダーメイドの施術になります。
「年齢のせいだから仕方ない」——その言葉を、今日から少し保留にしてみてください。
身体は、整えれば必ず応えてくれます。
変わり目の今こそ、丁寧に向き合う時間が必要です。
— 山口 美樹
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