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「マッサージに行くと、その日は楽になる。
でも数日もすれば、また重くなる。」

スピラレに来てくださるお客様の多くが、初回のカウンセリングでこの話をされます。

これは、施術が悪いのではありません。
表面にしか触れていないから起きることです。

今日は「もちが悪い」の本当の理由を、できるだけわかりやすく書いてみます。

筋肉をほぐしても、「戻る」のはなぜか

一般的なマッサージやもみほぐしは、筋肉(表層の筋肉)にアプローチします。

揉まれることで筋肉の血流が良くなり、一時的に緊張がほぐれる。だから「その日は楽になる」んです。

でも、筋肉が固まる原因は筋肉の中にあるわけではありません。

筋肉の下には「筋膜」という薄い膜があります。さらに奥には自律神経・頭蓋のリズム・姿勢のパターンがある。これらが固まったまま、表面だけほぐしても——原因が残っているから、また戻る。

根っこが残ったまま、葉を摘んでいる。
それが「3日で戻る」の正体です。

「もちが悪い」3つの根本原因

i

深筋膜が固まっている

筋肉の下にある「筋膜」は、全身をつなぐ薄い膜のネットワークです。長時間の同じ姿勢・ストレス・睡眠不足などで癒着・硬化すると、いくら表面をほぐしても筋肉がすぐ元の状態に引き戻されます。筋膜は全身でつながっているため、肩だけほぐしても腰の筋膜が引っ張っていれば、また肩に戻ります。

ii

頭蓋のリズムが乱れている

頭蓋骨にはわずかな動き(頭蓋仙骨リズム)があり、脳脊髄液の循環に関係しています。このリズムが乱れると、自律神経・ホルモン・感覚情報の処理に影響が出て、全身の筋緊張が上がりやすくなります。「頭が重い」「目の奥が痛い」「首だけいつも張る」という方は、ここが乱れているケースが多いです。

iii

自律神経が交感神経優位のまま

緊張・ストレス・睡眠不足が続くと、自律神経が「戦闘モード(交感神経優位)」のまま切り替わりにくくなります。この状態では、筋肉は常に緊張しやすく、ほぐしてもすぐ固まります。施術後に「リラックスした」感覚があっても、翌日から元の生活に戻れば、また交感神経が上がっていく——その繰り返しです。

「根っこに触れる」とはどういうことか

スピラレでは、この3つに同時にアプローチします。

深筋膜リリースで、筋膜の癒着をほぐす。
頭蓋調整で、頭蓋仙骨リズムを整える。
オーガニックアロマの嗅覚刺激で、自律神経を副交感神経優位に切り替える。

この3つが同じ施術の中で重なるから、「もちが変わる」という体験が生まれます。

表面の筋肉だけほぐすのではなく、「なぜそこが固まるのか」という理由ごと変えていく。
これが、根っこに触れるということです。

1回で変わる人、数回かかる人

正直に書くと、1回で「全然違う」と感じる方もいれば、数回通ってから変化を実感する方もいます。

それは施術の質の差ではなく、どのくらいの期間、固まり続けてきたかによる部分が大きい。

5年・10年かけて積み重なってきた姿勢のクセや筋膜の癒着は、1回で完全に変えることはできません。でも、毎回「根っこに触れる」施術を重ねるごとに、身体が変化を覚えていきます。

スピラレに通い続けてくださるリピーターのお客様から、よくこんな言葉をいただきます。

「3回目あたりから、戻りが遅くなった気がします」
「最近、疲れにくくなってきた」
「施術してもらった翌日も、まだ軽いままなんです」

これが、根っこから変わり始めたサインです。

施術のもちをよくするために、日常でできること:
①こまめに姿勢を変える(同じ姿勢を30分以上続けない)②深呼吸を意識する(横隔膜を動かすことで筋膜がほぐれやすくなる)③睡眠を7時間確保する(副交感神経が優位になる時間を作る)——どれか一つでも意識するだけで、施術のもちが変わってきます。

「また戻ってしまった」は、あなたのせいでも、施術のせいでもありません。
ただ、触れる場所が違っていただけ。

根っこから変える体験を、一度してみてください。

— 山口 美樹

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