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春は、身体と心が揺らぎやすい季節です。

気温の変化・気圧の乱れ・環境の変化——それらに対応しようとして、自律神経が消耗する。だるさ・眠れない夜・気分の波……「なんとなく調子が悪い」が続く季節でもあります。

施術でアプローチするのが一番ですが、日々のホームケアと組み合わせることで、変化がより続きやすくなります。 今日は、春に私がよく使う精油と、自宅でできるケアを具体的にご紹介します。

春におすすめの精油5選

ネロリ 夜・眠れないとき

春の夜に特におすすめしたい精油です。ビターオレンジの花から採れる繊細な香りで、深い不安や緊張をほどきながら副交感神経への切り替えを助けます。「頭が止まらなくて眠れない」という春特有の夜に。1滴で十分効果を感じられるほど作用が強いので、使いすぎず少量で。

ベルガモット 朝・気分が重いとき

柑橘系でありながら鎮静作用を持つ、春の朝にぴったりの精油。「今日もなんだか気が重い」という春の朝に、ディフューザーでたくだけで気持ちが少し軽くなります。不安感を和らげる作用もあるので、新しい環境や人間関係のストレスにも向いています。光毒性があるので、塗布後は直射日光を避けてください。

スウィートマジョラム 夜・緊張が取れないとき

副交感神経を優位にする作用がとても強い精油です。「疲れているのに緊張して眠れない」「身体がずっとこわばっている」という過緊張タイプの方に特に向いています。少しスパイシーで温かみのある香りで、男性にも好まれます。就寝30分前にディフューザーで使うのがおすすめです。

ラヴィンツァラ 日中・花粉症・免疫

春の花粉症シーズンに特に活躍する精油。ユーカリに似た清涼感がありながら刺激が穏やかで、粘膜の炎症を鎮めながら免疫をサポートします。「毎日継続して使う」のに向いていて、花粉症の季節が始まる前から使い始めると症状の出方が変わってくる方も多いです。

ゼラニウム 気分の波・ホルモンバランス

ホルモンバランスを整える作用があるとされ、春の気分の波・イライラ・PMS・更年期の揺らぎに向いています。ローズに似た甘い花の香りで、好みが分かれますが「今日はこれがいい」と直感で感じるときは身体が必要としているサインです。自律神経全体のバランスを整えたいときに。

ディフューザーがなくてもできるホームケア

「ディフューザーを持っていない」という方も大丈夫です。精油は道具がなくても使えます。

ティッシュ吸入(どこでもできる)

一番手軽な方法。外出先でも使えます。

ティッシュに精油を1滴たらして、鼻から10cm程度離してゆっくり3〜5回深呼吸するだけ。直接鼻に当てると刺激が強いので少し離して使ってください。

お風呂アロマ(夜のリラックスに)

副交感神経への切り替えに最も効果的な使い方です。

38〜40度のぬるめのお湯に、無香料の入浴剤や天然塩(大さじ1〜2)に精油を3〜5滴混ぜてから湯船に入れます。精油は水に溶けないため、必ず塩や入浴剤に混ぜてから。就寝1時間前のお風呂に組み合わせると特に効果的です。

マグカップ蒸気吸入(鼻づまり・深呼吸に)

花粉症の鼻づまりや、呼吸を深めたいときに。

マグカップに熱湯を注いで、精油を1滴たらす。カップから20〜30cm離して目を閉じ、蒸気をゆっくり吸い込みます。1〜2分で十分です。ユーカリ・ラヴィンツァラ・ペパーミントが特に向いています。

枕元に置く(眠りのサポートに)

最も手間のかからない方法。

ティッシュに精油を1〜2滴たらして、枕元に置くだけ。直接枕にたらすと原液が肌に触れる可能性があるので必ずティッシュを使ってください。ネロリ・マジョラム・ラベンダーがおすすめ。

使うときの注意点:
精油は原液を直接肌につけない(希釈必須)。妊娠中・授乳中・乳幼児のいる環境では使用できない精油があります。猫などのペットがいる場合は換気に注意してください。また、同じ精油を長期間使い続けると慣れて効果が薄れることがあります。1〜2週間ごとに変えるのがおすすめです。

施術とホームケアを組み合わせると

スピラレでの施術は、深筋膜・頭蓋・自律神経という根っこにアプローチして、身体の「切り替わる力」を取り戻します。

そこにホームケアが加わると、施術で整えた状態が日常の中でより長く続きます。

「施術のもちがよくなった」「最近、家でも呼吸が深くなった気がする」——そう感じてくださる方の多くは、日々のケアも丁寧にされている方です。

月に1回スピラレで整えて、
日々のホームケアで維持する。
その繰り返しが、身体を変えていきます。

今日からできることを、一つだけ始めてみてください。

— 山口 美樹

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