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4月になりました。

毎月1日は、一日参りに行くようにしています。先月の感謝を伝えて、新しい月を気持ちよく始めるための、私なりの習慣です。

今日は、ちょうど桜が見頃を迎えていました。

参道を歩いていると、頭上から花びらがひとひら、ふたひらと落ちてくる。風が吹くたびに、白とうすい桃色が空に舞う。

こういうとき、身体が自然と深呼吸をしているのに気づきます。意識しているわけではなく、景色が呼吸を誘ってくれる感じ。

スピラレのコンセプトは「呼吸に戻る場所」ですが、桜の下を歩いていると、その言葉の意味をあらためて感じます。人は美しいものの前では、自然と力が抜けるのだと思います。

一日参りを続けている理由

一日参りを始めたのは、スピラレを開く少し前のことです。

毎月1日に、前の月に来てくださったお客様のことを思い浮かべながら歩く。「あの方は調子よくなっているだろうか」「また来てくれると嬉しいな」——そういうことを、境内を歩きながらぼんやりと考えます。

特別なことをするわけではありません。ただ歩いて、手を合わせて、空気を吸う。それだけです。

でもこの時間があることで、月の始まりに、自分の仕事の意味を思い出せる気がしています。

4月という季節について

4月は、始まりの月です。

新しい環境、新しい人間関係、新しいリズム——変化の多い季節で、身体と心がついていくのが大変な方も多いと思います。

桜はきれいだけど、春は揺らぎやすい季節でもある。自律神経が気候の変化についていけなくて、なんとなくだるかったり、眠れなかったり。

そういうとき、境内を歩いているだけで少し整う感覚があるのは、自然の中にいることで、副交感神経が優位になるからだと思っています。木々の香り、鳥の声、踏む地面の感触——五感が「今ここ」に戻ってくる。

アロマが身体に働きかけるのも、同じ原理です。香りが嗅覚を通じて大脳辺縁系に届き、意識よりも先に身体をほぐしていく。

桜は、あと少しで散ってしまいます。

散り際もきれいな花です。潔く終わって、また来年に向けて準備を始める。そういう姿を見ていると、終わりと始まりは、いつもつながっているんだなと思います。

4月も、どうぞよろしくお願いします。

来てくださるすべての方に、穏やかな春でありますように。

— 山口 美樹

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