高校時代、原因不明の症状に悩んでいた私が
アロマに救われた話。
「なぜアロマセラピストになったんですか?」
施術中に、よくそう聞かれます。
その答えは、高校時代にあります。
今日は、あまり人に話してこなかったそのことを、正直に書いてみようと思います。
原因がわからない、ということの怖さ
高校生のある時期、私は原因のわからない体調不良に悩まされていました。
頭が重い。身体がだるい。朝、起き上がれない日がある。
でも、検査をしても「異常なし」と言われる。
「異常なし」という言葉が、ある意味では一番つらかった。
「じゃあ、この症状はなんなの」と思っても、答えがない。
親に心配させたくなくて、友達にも「ちょっと疲れてるだけ」と言っていました。
学校に行って、笑って、帰ってきて、ベッドに倒れ込む。
そんな日が続いていました。
香りとの、最初の出会い
そのころ、アロマディフューザーを買ってみました。
特に何かを期待していたわけじゃない。
ただ、部屋に漂うゼラニウムの香りを吸い込んだとき、
あ、ちょっと息ができる気がする。
そう感じたんです。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、あの瞬間のことは今でも覚えています。
身体の力がふっと抜けて、呼吸が少しだけ深くなった感覚。
症状が消えたわけじゃない。でも、「ここにいていいんだ」という感じがした。
「救われた」という言葉の意味
「アロマに救われた」と言うと、すごく大きな話に聞こえるかもしれません。
でも私が言いたいのは、劇的な回復の話じゃなくて、もっと小さなことです。
あの香りが教えてくれたのは、「身体は、やさしく扱えば応えてくれる」ということでした。
検査で「異常なし」と言われたとき、私は自分の身体を信じられなくなっていた。
「私の感覚がおかしいのかな」って。
でもアロマは、そんな私の身体を責めなかった。
ただ、そこにいてくれた。
その体験があるから、今の私がいます。
だから、施術に「言葉」を使わない
スピラレでは、施術中に「ここが悪い」「こうしなさい」という話はしません。
身体は、言葉より先に感じています。
評価されると、緊張する。
責められると、固まる。
だから私はただ、手を当てて、香りを届けて、身体が自分でほぐれるのを待ちます。
「施術後、なんか息が深くなった気がする」
そうおっしゃるお客様がいます。
あの高校生の自分が感じたことと、同じだなと思います。
毎回、そう思います。
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございます。
スピラレに来てくださる方の多くが、
かつての私と似たような場所にいる気がしています。
「異常はないと言われるけど、しんどい」
「自分の感覚を信じていいのかわからない」
そのしんどさは、本物です。
ちゃんと、ここに来ていい理由があります。
— 山口 美樹
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