梅雨の時期に
おすすめしたいアロマの話。
毎年この季節になると、カウンセリングで聞く言葉があります。
「なんか頭が重くて」「身体がだるくて動けない」「気分が落ち込みやすくて」——
梅雨は、身体と心の両方が揺らぎやすい季節です。気圧の変化・湿気・日照不足が重なって、自律神経が消耗しやすい時期でもあります。
だからこそ、アロマのケアが特に役に立ちます。今日は梅雨の時期に私がよく使う精油と、その理由をお伝えします。
梅雨に身体が重くなる理由
気圧が下がると、身体の内側から外側へ押し出す力が強くなります。その結果、血管やリンパ管が広がって、頭痛・むくみ・だるさが起きやすくなります。
また湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節がうまくいかなくなります。体温調節を担う自律神経が過剰に働き、消耗して疲れやすくなります。
東洋医学では梅雨の時期を「湿(しつ)」の季節と捉えます。湿気が体内に侵入すると気・血の巡りが滞り、重さ・だるさ・むくみ・頭の霞がかった感覚が起きやすくなるとされています。
梅雨におすすめの精油
気圧変化による頭痛やこめかみの重さに。メントールの清涼感が血管を収縮させ、頭部の圧迫感を和らげます。ティッシュに1滴たらしてこめかみの近くで吸入するだけで、すぐに変化を感じやすい精油です。刺激が強いので1〜2滴で十分。使いすぎは逆効果になることがあります。
利尿・デトックス作用が強く、湿気による身体の「水はけ」を促します。東洋医学の「湿邪を取り除く」働きに近い精油です。すっきりした針葉樹の香りで、じめじめした空間の空気を整えるディフューザー使いにも向いています。妊娠中・腎疾患のある方は使用不可。
「頭が働かない」「やる気が出ない」という梅雨の午前中に。脳への血流を促し、集中力・記憶力を高める作用があります。梅雨のどんよりした朝にディフューザーでたくと、気持ちが切り替わります。夜は刺激が強すぎるため、使用は昼前まで。妊娠中・高血圧の方は要注意。
静脈・リンパの流れを促す作用があり、雨が続く時期のむくみや重だるさに向いています。ヒノキに似た清涼感のある香りで、梅雨の湿った空気の中でも「凛とした」気持ちになれる精油です。気分の停滞感・閉塞感にも働きかけます。
日照不足が続くと気分が沈みやすくなります。グレープフルーツの明るい柑橘の香りは、セロトニンの分泌を促すとされ、梅雨の「なんとなく気が重い」感覚を軽くしてくれます。食欲不振にも効果的。光毒性があるため、塗布後の直射日光は避けてください。
梅雨の部屋づかいにも使えます
湿気が多い季節は、精油を「空間のケア」に使うのもおすすめです。
ディフューザーでジュニパーベリーやサイプレスをたくと、除菌・抗菌作用によって部屋の空気がすっきりします。梅雨特有の「なんとなくじめっとした」室内の空気が変わります。
また、ユーカリやティートゥリーには抗菌・抗カビ作用があります。梅雨の時期に特に気になる湿気対策として、玄関や水まわりの近くでたくのも効果的です。
スピラレの梅雨ケアについて:
梅雨の時期のカウンセリングでは、気圧の変化による頭痛・むくみ・だるさの状態を確認して精油を選んでいます。身体の「水はけ」を整えるという東洋医学的な視点からアプローチすることで、施術後に「頭が軽くなった」「足が軽い」という声をいただくことが多い時期でもあります。
梅雨は好きになれない、という方も多いと思います。
でもこの季節だからこそ、身体を丁寧にケアする理由があります。
香りを一つ変えるだけで、梅雨の過ごし方が少し変わるかもしれません。
— 山口 美樹
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