ハレの日とケの日。
スピラレはケの日に
寄り添うサロンでありたい。
「ハレとケ」という言葉があります。
ハレは、祭りや結婚式・誕生日のような非日常の特別な日。ケは、月曜日の朝から始まる、何でもない日常のこと。
日本人はずっと昔から、この2つのリズムの中で生きてきました。
エステは「ハレの日」のためにある、という感覚
サロンやエステに対して、「特別なときに行くもの」というイメージを持っている方は多いと思います。結婚式の前、記念日の前、誰かに会う前——そういう「ハレの日」に向けて自分を整えるための場所、という感覚です。
それはとても素敵なことだと思います。でも私は、スピラレをそういう場所にしたいわけではありません。
スピラレは、ケの日に来てほしいサロンです。
ケの日の、小さな疲れに気づいてほしい
月曜日の朝、なんとなく身体が重い。水曜日の夕方、肩が石みたいになっている。金曜日の夜、家に帰ったらソファから動けなくなった。
そういう、何でもない日の、小さな積み重ねの疲れ。
これは「ハレの日のために整える」疲れではありません。ただ生きていく中でたまっていく疲れです。でも、この疲れを放置していると、やがてケが枯れていきます。
実は「ケ」という言葉には「気(け)」という意味もあります。日常を生きるエネルギーのことです。そのエネルギーが消耗した状態を「ケガレ(気枯れ)」と言い、それを祓い回復させるのが祭り=「ハレ」の本来の役割だったとも言われています。
ハレは、ケを守るために存在している。
スピラレが「ケの日」の場所でありたい理由
「特別なときだけ」ではなく、「いつもの自分を保つために」来てほしい。
肩が凝ったから、眠れていないから、なんとなくだるいから。そういう、特に理由のない日常の疲れを持って来てほしいです。
スピラレのコンセプトは「ほっと一息、あなたの呼吸に戻る場所」です。「呼吸に戻る」というのは、ハレの自分ではなく、ケの自分——素のままの自分——に戻るということでもあります。
誰かに見せるための自分ではなく、
ただ、自分でいるための時間。
スピラレはそういう場所でありたいです。
「特別なことがないと、サロンに行くのは申し訳ない気がして」とおっしゃる方がいます。
申し訳なくありません。何でもない日こそ、来てください。
ケの日を丁寧に過ごすことが、ハレの日の自分を支えます。日常を整えることが、すべての土台になります。
スピラレはずっと、あなたの何でもない日に、寄り添っていたいです。
— 山口 美樹
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